地元暮らしのメリット&デメリット

地元で看護師として働くか、東京など都会に出て働くかは大きな悩みどころです。
確かに都会で働く方が給料面などの待遇が良く、講習会や研修会が多いことから、スキルアップがしやすい特徴があります。

しかし、地元に残って働くことにもメリットはあります。
メリットの具体例を挙げると、一つは家族が近くにいることです。
両親に何かがあった場合にもすぐに駆け付けることができるので、都会から慌てて列車や飛行機を乗り継いで戻る必要はありません。
また、初めての一人暮らしをする場合も、自分が病気になった時に安心感があるので、親が近くにいる方が心強いでしょう。
また、地元の地理や名物、地域住人の特徴などをしっかりと理解できていることもメリットです。
地元から都会に出てきた看護師の中には、電車の乗り換えや通勤ラッシュに苦労するケースも少なくありません。
一方、地元に残れば、慣れ親しんだ土地でゆっくりと過ごすことができます。
それに、患者のほとんどは地元の方なので、地域の方々の人間性をよく知っている分、親しくなりやすいはずです。

ただし、地元で働く場合はいくつかのデメリットもあります。
たとえば、人口や商業施設が少ない地域だと、休日に患者とバッタリ会ってしまう可能性があります。
そのため、プライベートな情報が独り歩きしてしまうことも十分にありえます。
とはいえ、都会暮らしにもメリットとデメリットはあるため、就職の際にはどちらの地域で看護師として働くほうが自分のプラスになるのかをじっくり検討するようにしましょう。